人生の特等席を見た

人生の特等席はある野球のスカウトの話の映画。

 

マネーボールとは対照的で、パソコンを使わず、自分の目で見たこと、耳で聞いたことしか信じない。

最終的にはデータだけでスカウトした選手が変化球が打てなくて、やっぱりデータより目で見なきゃねっていう結論。

 

この映画で出てくるデータ主義のスカウトは、なんで直球と変化球のときで統計をわけてないのかって突っ込みたくはなるが、そこは映画なのでご愛嬌。

それを抜きにしても、人の目が必要というのには賛成する。

データだけでは、その選手がどんなスイングをしているのか、どんな投げ方をしているのかはわからない。

例えば、剣道だったら、小手先だけの剣道で勝ち上がる高校生がいるんだけど、小手先の人はやっぱり大学生になってから通用しない。

真っすぐ攻めて、真っすぐ打つ選手はやっぱり伸びる。でも、そういう人は高校生のときになかなか勝てなかったりする。

この選手をデータだけで拾い上げるのはきっと無理。そう考えると目で判断するしかない。

 

ここはデータ側に発展の余地はあるものの、まだまだ(いや永久に?)機械と人間で住み分けすることが大事ってことかな。